ゲストハウス経営 池上友之さん

「縁でつながって この家を見つけました」

ikegami

フリースタイルカヤックを楽しむ池上さんが長良川と出合ったのは5年前。

「川から見える非日常的な景色にはまってしまいました」

ほぼ毎週末美濃に通い、いつしか、この土地に愛着を持つようになった。
ちょうどそのころ、美濃に移住したカヤック仲間を訪ね、彼の暮らし方を見て刺激を受ける。

移住を思い立ち、長良川流域の空き家を探して回わるけれど、なかなか見つからない。
そんなある日の帰り道、仲間の経営するカフェに立ち寄ると、地元の人達の集まりがあった。
空き家を探していると話すと、後日、山里の民家を紹介してくれた。
その家の写真を見て池上さんは驚いた。
そこに人が住んでいたときに、一度訪れたことがあった家だったからだ。
「これも何かの縁だと思い、住むことに決めました」と池上さんは振り返る。
縁でつながった家は今、ゲストハウスとして地域と人をつなぐ和みのスペースとなっている。

池上さんの家はそう古くない。
透かし戸や欄間、天井など建てた人のこだわりが随所に感じられる。
建て主のおもいを尊重し、家の改修は家のよさを活かす程度。
家への誠実な態度は、地域に対しても感じられる。

「気さくに声をかけてくれる」と地元人たちは口をそろえる。
近所の人は、食材の差し入れをしてくれたり、ゲストハウスの滞在者も大切にしてくれるのだという。
「今日も長期滞在のお客さんが隣の家にお邪魔させてもらってるんです」と池上さんはにこやかに笑う。

「美濃は人が穏やかで、スーパーなどの利便性、自然の豊かさなど、住むのにバランスのとれた、よいところ」という池上さんは、しっかりと、着実に地域の人たちとのつながりを築いている。

warabi

DATA
大阪出身。大学卒業後、関東・近畿・東海でスポーツクラブのインストラクター、機械整備、森林組合などの仕事を経て、現在は保育園の送迎バスの運転手とゲストハウスのオーナーという二つの顔を持つ。仕事の合間を縫ってカヤックを楽しむ。冬は近場でスキーを満喫するつもりだ。

ゲストハウス「笑び」http://www.mino-warabi.com/